PRAISE TOPICS

オフィス内コミュニケーションを増やすための媒体

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カテゴリ:
  • コミュニケーション
  • 人材育成
  • 組織マネジメント

 「時間と場所を自分で選んで、柔軟に働けるようにすること」を目指してオフィスレイアウトを工夫したり、現在オフィスリニューアルを推進中の方もいらっしゃるのではないでしょうか。このようなオフィスでは、チームで集まりやすいスペースやプロジェクトに集中できるエリアなど、仕事をより効率的に進められる設備の提供とともに、組織を跨いだコラボレーションを促進するための共用エリア(フリーアドレス)を設けているケースも少なくありません。たまたま共用エリアで隣に座ったことがきっかけとなり、その後のつながりが生まれて新たなアイデアが創出されるといった効果を期待したいところですが、近くに座っただけで信頼関係のネットワークが生まれるわけではありません。
「コラム:弱い紐帯の強み」で取り上げたように、偶然近くに座ったという関係(つながり)は、時間の経過とともに消滅しがちです。偶然の出会いを一過性で終わらせないための一つの方法として、ちょっとしたことで構わないので互いに感謝・称賛を贈り合い、相手の感情に訴えかけることによって、体験を記憶に残りやすくすることが考えられます。
(※称賛は「コラム:弱い紐帯の強み」参照)

 

図1:組織を跨いだ偶然の出会いを一過性で終わらせないために

気軽に感謝・称賛を贈り合うには、ツールの活用が効果的です。称賛カードを贈り合うというポジティブな体験を通じて仲間との強い絆を築く「PRAISE CARD」を活用すれば、称賛を贈り合うハードルを下げ、弱い紐帯を形成し、維持することを後押しできます。

 

図2:PRAISE CARDを活用した称賛カードの贈り合い

 

このように、オフィス内でのコミュニケーションを増やすための媒体として「オフィスレイアウト」と「感謝・称賛」を組み合わせることで相乗効果が期待できます。
以上のことをまとめると、
『オフィスレイアウトによって生まれる越境行動と、組織を跨いだ感謝・称賛を連動させることで、従業員の心理を「ドライ→感情」に変化させ、共創による企業・組織のパフォーマンス向上を実現できる。』
と言えそうです。

 

図3:「オフィスレイアウトによるつながり」と「感謝・称賛によるつながり」

また「オフィスレイアウトによるつながり」と「感謝・称賛によるつながり」には質的な違いがあります。具体的には、オフィスレイアウトが「物理的なアプローチから心理的変化を生み出す」のに対して、感謝・称賛は、「そこで生まれた心理的変化を更に加速させる」ことを後押しします。そして、オフィスレイアウトと感謝・称賛による効果は双方を行ったり来たりしながら、最終目的である「社内共創(新しい何かを生み出す)」に近づいていくものと考えます。

図4:オフィスレイアウトと感謝・称賛を活用した社内共創の実現

 

感謝・称賛はつながりを強める効果的な手段である一方、全く面識がない状態で贈り合うことはできません。つまり、感謝・称賛はつながりを「1→10」にすることは得意ですが、「0→1」を生み出すことは苦手なのです。そのため、「0→1」を生み出すことができるオフィスレイアウトによるアプローチとの相性は良く、双方を組み合わせることで効果倍増が期待できます。

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